2019年03月01日
サレワとは
SALEWAとはイタリアの登山具メーカーですが、靴、ザック、ウエア、いずれをとってもとても魅力的なブランドです。それは製品だけでなく企業としてのあり方も大変存在感のあるものです。
一見は百聞にしかず。お時間のある方はこちらの動画をご覧ください!
この動画はSALEWA本社の最も象徴的なSALEWACUBEと本社をドローンで空撮したものです。さてSALEWAとはどんな会社なのでしょうか。
欧州ではたくさんの魅力的なアウトドアブランドがある中で最も異
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サレワをすすめる2つの理由
その1:「ドイツ生まれのイタリア育ち」
SALEWAはモノづくりにおいて技術力に優れたドイツからスタートし
その2:Oberalpという会社の社風
サレワを支えるのはOberalp(オーバーアルプ)という企業ですがその本社は南チロルのボルツァーノにありドロミテの山々の入口に
驚くべきはその建物です。建築案のコンペが行われイタリアで有名な建築家グループCino Zucchi Architetti and Park Associatiのコンセプトが採用され2011年にその未来的な本部が建設されました。その外観は山並と田園風景を背景にしながら超近代的でありその容姿は見るものを圧倒する
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内部にあるショップではSALEWAのあらゆる商品を見ることができます。
近代的なオフィスやエントランスホールはスタイリッシュなだけではなく機能的にも優れています
またSALEWAでは環境への取り組も考えられていて一部の屋根はソーラーパネルなっていて一部の電力をまかなっています。大きな倉庫の建物も、周囲の山のパノラマと調和するように、オフィースビルと同じ素材で覆われています。倉庫
下の動画はその倉庫と物流のシステムを紹介したものです。
しかしそれ以上に羨ましいのはその社風による施設です。オーナーはスタッフがいっしょに働いて快適だと思える環境を作りたいという思いから、まずは社内に保育所を、そしてスタッフの健康維持の為にジムやクライミングウォールも併設しました。保育所に関しては周辺の他の企業の人たちまで使用できるようになっています。レストランは野外テラスで食事ができBBQができるオープンな施設になっています。巨大なクライミングウォールは屋内のボルダリングエリアまで続いています。またクライミングウォールにはステージが併設されそこではパーティーが開かれたり、設置された大スクリーンでサッカ
こんなところで仕事をしてみたい!と思わせる設備が満載ですが、その遊び心や家族主義的なところはIT企業のGoogleやapple本社を連想させます。
如何だったでしょうか。グーグルマップで「SALEWA ITARY」と検索してみてください。そこにはSALEWA本社を訪れた人々の驚嘆のレビューが数多くの写真と共にアップされています。
もちろん、SALEWAの本来のフィールドはアウトドアでありインドアではありません。常に世界中の山々で様々なイベントもおこなわれています。
サレワの歴史
SALEWAは1935年に西ドイツのミュンヘンに乗馬用の鞍を
その頃、イタリアにおいて登山用品の輸入販売をおこなっていた一族会社のO
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※SALEWAのコンセプト:「aim higher」より高きゴールを目指せ!
※SALEWA名の由来:ミュンヘンの’Saddlers and Tapestry Handlers’社の取締役Joseph Liebhartが’Saddler and Leather Wares’の子会社として登録し”SALEWA GmbH”に。SA = Sattler (馬具製造業、英語ではSaddler)、LE = Leder (革、英語Leather)、WA = Waren (品物、Wareの複数形)を意味する