2017年10月09日
数ある機能性アンダーウエアの中でカンダハーは
「なぜクラフトなのか。」
「化学薬品の影響を受けない機能性ウエア」
だからです。
ÖKO-TEX基準:クラフト製品は科学薬品を全く使用しないÖKO-TEX基準に従って作られています。ニッセンケン品質評価センター
多くの機能性ウエアが化学薬品を利用した機能であるのに対し、クラフトは数少ない「繊維構造と編み技術のみ」によって必要な機能を生んでいます。
クラフトの繊維構造とステッチング技術は、湿気を皮膚から効果的に送りだし、蒸発させるか、または次の層に送り速乾性を保ちます。
さらにクラフト社は慎重に材料、機能、品質に非常に注意を払って製品を開発し、ユーザーとプロセス全体に責任を負うことを方針としIOS 9001を取得しました。企業の責任は、個人および製品のライフサイクルから、同僚や運送業者、交通機関、そして最終的には社会全体にまで及んでいることを認識したのです。
ISO 9001:クラフトウエアは素材から製品まで高い品質を保証する世界標準機構のISO 9001に認定されています。日本品質保証機構
「レイヤー」という考え方
現在、登山やアウトドアのウエアでは「スリーレイヤー」という考え方が基本になっています。この「3つの層」という考え方は、まさにCraftのアンダーシャツの登場によってスタートし、現代の機能的ギアのアイデアへと発展しました。
スリーレイヤー:
衣類を3つの層(レイヤー)に分けて考えます。
(1)ベースレイヤー:肌に直接接触するアンダーシャツの層
(2)ミドルレイヤー:中間に体温や湿度を調節する層
(3)シェルレイヤー・プロテクションレイヤー:外気に接する一番外側の層
以上の3つのレイヤーで様々な機能を複合的に使って過酷な条件下でも快適性を維持します。
クラフトベースレイヤー
3つのカテゴリー
クラフトでも各レイヤーの商品を構成していますが、クラフトで秀逸なのはやはりベースレイヤーです。そしてクラフトのベースレイヤーは「クール」、「アクティブ」、「キープウォーム」のお互いを補完する3つのカテゴリーで構成されています。
CRAFTの誕生
1973年、スウェーデンの実業家であったAnders Bengtssonはそれまでに使用されなかった化学繊維を使って新しいアンダーシャツを作りました。そして自らランニングをおこない以前のシャツと新しいシャツのランニング後の汗の量の水分量を比較しました。明らかにそれまでのシャツよりも軽くなっていました。
こうしてポリエステル繊維は汗の吸収を抑え水分を散らし素早く乾燥させることがわかったのです。このことによって体温は奪われずパフォーマンスが落ちないことも分かりました。その後、Anders Bengtssonは皮膚にとって快適な編み技法も追加します。 最も効果的な縫い目の関係は、外側に3ステッチ、内側に2ステッチであることが判明しました。
このアンダーシャツに着目したのはスウェーデン空軍でした。パイロットは約50度に達する灼熱のコックピットの中で発汗し、そのすぐ後に汗が氷り付くような気温を体験するのでした。新しいアンダーシャツはこの過酷な環境からパイロットを守ることができたのです。空軍から発注を受けたことをきっかけにCRAFT社が1977年に正式に立ち上げられました。
同社はすぐに、この機能性シャツがトップアスリートにも有効であることを理解し、高レベルのアスリート向けの商品を作成し始めました。 そしてランナー、サイクリスト、スキーヤー、パドラーなど、様々なアスリートに必須なアイテムとして使用されるようになりました。
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